今回は、「お母様の葬儀の際の出費に納得がいかなかった」というY.K、50代、女性の方のお葬式体験談とそれにまつわる質問への回答をご紹介します。
母親の葬儀は、家族と近親者で通夜・葬儀を行いましたが、この葬儀を経験して、父親の葬儀は非常に簡素に、家族のみで火葬場でのお別れの葬儀(直葬)を行いました。
心がこもっていれば、形式にこだわることはないと、母親の葬儀の後に感じたからです。家族と、ごく親しく心ある方々が集まって下さり、温かいお別れが出来ました。良かったと思います。
母親の葬儀は、形式にこだわり、参列者の方々への対応など、母親の死を悲しむ間もなく、ただただ慌ただしく疲れ果てた、というのが体感です。
父親の葬儀は、家族とごく親しい近親者で、語らいながら父親を送ることが出来て、個人的にとても良かったと思っています。
参列者の方々への対応も、少人数でしたので、心をこめて出来ました。葬儀は、形式にこだわることはない、というのが私個人の意見です。
まだまだ業者への心付けなど、必要なのかと思う出費があります。納得いきませんが、葬儀社の方に言われるがままに、支払っています。なぜ、払わなくてはいけないのかお聞きしたいです。
葬儀代金として支払っているので、高額な心付けはあまり、払いたくはありません。早く、このような習慣が無くならないかと願ってしまうのですがいかがでしょうか。
ご意見をお寄せ下さり、誠にありがとうございます。父上様の葬儀をご希望に近い形でできたこと、私どもも大変安心しております。また母上様と十分なお別れができなかったとのこと、大変残念に思っております。
お寄せ下さいましたご意見の通り、今は葬儀の形も画一的ではなく、故人やご遺族の希望、ご予算にあわせて選ぶことが可能です。父上様とのお別れの際にお選び下さいました葬儀は、ご遺族の負担が金額・労力ともに軽くすむ方法です。その点ではご意見にあります通り、葬儀は形式よりも心をこめて送り出せる方法を選ぶことが重要といえます。
近年では死後のことについて語ることがタブーとなくなりつつあり、終活や葬儀の事前見積もりも一般的となってきました。そのため葬儀費用についても、元気なときに事前見積もりを取り、じっくり考えることが可能です。
また心付けについては、納得できないまま支払っている方もいるかもしれません。亡くなった後に葬儀のことを決めると、どうしても急いで決めざるを得ません。そのため、支払わざるを得ないケースも出てくる可能性は考えられます。
もし元気なうちに葬儀の事前見積もりを取ることができれば、葬儀後の不満やトラブルを防ぐことは可能です。そのため事前見積もりでは葬儀の内容について納得いくまで質問した上で、じっくり検討することをおすすめします。「高額な心付けはあまり払いたくない」という場合は、ぜひ葬儀の見積もりをお取りになり、よく検討した上で納得のいく葬儀社に依頼しましょう。なお葬儀のプランを決める際にはあらかじめご家族と相談の上、遺族の負担が少ない葬儀の方法も選べます。
事前見積もりには、いざという時の負担を軽くできるメリットもあります。葬儀社やプランを事前に決めておけば、万が一の際に遺族が行うことは電話をかけるだけで済みます。あわせて、葬儀のお知らせをする範囲も事前に決めておくとよいでしょう。このことにより遺族が故人とのお別れに割ける時間を少しでも多く取れるといった配慮を、生前のうちに行えます。
これらの準備は、終活の際にも行えます。終活で使われるエンディング・ノートでは、葬儀やお墓、遺言など、亡くなった後について詳しく書き残す欄が多く設けられています。加えて老後の医療や介護についての欄もありますから、生きているときから役立てることができます。
私ども心泉では葬儀の事前見積もりに加えて、終活についてのご相談も承っております。終活につきましては専用ページを用意しております(https://www.gosenzo.com/shukatsu)ので、ご一読下さいますと幸いです。また葬儀や亡くなった後について気になることがありましたら、ぜひご相談ください。
葬儀は1回しかできず、費用も安価ではありません。そのため後悔することのないよう、生前の相談なども含め、納得いくまでよく相談してから決めることをおすすめします。
心泉の丘では、生前の無料相談も承っております。施設の見学もできますので、お気軽にお問い合わせください。
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