大切な人だったからこそ、亡くなった後も向き合える時間を持ちたい。そのような気持ちを形にするのが「供養」です。意味は、尊敬を払う対象に対し供物を捧げること、です。一般的に、仏もしくは故人が対象になります。ブログでは、亡くなった方、故人を対象とした場合についてまとめ、3回に渡って紹介したいと思います。
供養を行うためには、通常いくつかの会社や人に協力を得ることになります。今回は、どのような供養の形があるのか、その時に関わる人たちや費用について説明します。
葬儀の施行、読経、お供え物
供養と聞いて、思い浮かべる行為には下記のようなものがあると思います。
- 葬儀を施行し、読経をする
- お墓を用意し、納骨する
- 仏壇へお供えものをする
- お盆にお墓の前に花を飾る
- 命日などに読経をする
家族葬か一般葬か。故人の終活を尊重して
葬儀を施行する際は、葬儀社に依頼をします。最近では、終活をされる方も増えていますので、故人が予め業社を選定しているケースもあります。日本では宗教葬かつ仏式が一般的ですが、音楽葬など、宗教関係者を招かない無宗教葬などもあります。まずは葬儀方式を決めることが必要です。
葬儀方式を決めたあとは、葬儀の規模(家族葬や一般葬)を決め、会場を選定します。会場には、セレモニーホール、寺院、自宅などが挙げられます。故人の交際範囲など考慮する点もありますが、世間体にとらわれず、故人の意志を尊重し決めることをおすすめします。
また、故人が互助会に入会していた、ということもあります。ただし互助会は退会することもできるので、故人や遺族が他の葬儀社を望む場合は、状況に応じて納得の行く依頼先を選定するとよいでしょう。
心泉のお葬式は、寺院隣接のセレモニーホールで施行ができます。施設の一部には、リビングやキッチンなどもあり、住まいのようなアットフォームな空間、かつ毎日読経が行われている場所で施行することができます。
供養は僧侶に。お布施の費用は?
故人のお迎えや火葬の手配は葬儀社で手配をすることになりますが、「供養」という面では、寺院の僧侶が対応する部分です。「お手継の寺院」つまりは、お先祖代々の墓の管理をしている寺院の住職を葬儀に呼び、読経をすることが多いのですが、そういった寺院がない場合は、葬儀社から紹介を受けることも可能です。信仰の有無や地域がら、宗派を選ぶ必要がある場合は、事前に対象の宗派を確認の上、お願いする必要があります。
葬儀の読経には、いくつか種類があります。最近では、葬儀の手順を省くケースもありますので、読経の種類もそれに合わせて依頼すると良いでしょう。
本来お布施は、サービスではないので料金設定できるものではないのですが、近年依頼者のニーズとしては指定金額があった方がわかりやすく納得もできるという声が多いのが事実です。
家族葬や一般葬の読経の対応価格と内容(真宗大谷派)を紹介します。寺院側からの価格の指定をされることがあるかもしれませんが、下記よりもかけ離れて費用が高い場合は、相談してもよいかもしれません。
- 15万円 枕経、お通夜、葬儀、火葬、中陰、法名(棺入法名・仏壇法名・おかみそり)
- 10万円 枕経、葬儀、火葬、中陰、法名(棺入法名・仏壇法名・おかみそり) ※お通夜の読経無し
次回は、お墓への納骨など、葬儀後の供養について紹介したいと思います。
心泉の永代供養墓
心泉の家族葬
心泉の一日葬と永代供養墓セット