お盆企画「大切なあの人へ手紙を届けましょう」では、皆さんからのお手紙をお待ちしております。
今日のブログでは、辛いとき見守ってくれたおじいちゃんへの思いを綴ったお手紙を紹介します。
おじいちゃん、私が入院中に来てくれてありがとう。
遠い地に嫁いですぐに難病を発症して入院してしまった私。
でもおじいちゃんのおかげで乗り越えることができました。
おじいちゃんが亡くなってから早10年以上になりますね。
ここ数年、お墓参りにも行かずにごめんなさい。
おじいちゃんはいつも無口で、会話することもほとんどなかったですね。
何を考えているのか分からないこともありました。
でもいつも私たち孫のことをとても可愛がってくれていましたね。
手先が器用で、楽しい道具やおもちゃを沢山作ってくれました。
絵も上手でたくさんの絵画が飾ってありました。
動物好きで、私が飼っていたインコの鳥かごも、大きなのを作ってくれて可愛がってくれました。
私のことをとても心配してくれていたんですね。
私が入院中、苦しくて苦しくてしかたのないときに、気晴らしに庭に散歩に行ったときのことを覚えています。
妹が、「おじいちゃんが見守ってくれているから、大丈夫だよ」と言ってくれたその日。
突然木々がざわついて、風が強く吹きました。
鳥肌が立って、私ははっきり実感しました。
おじいちゃんが来てくれた!と。
「おじいちゃん!」私の目は涙であふれました。
空を見上げました。
池の水鳥が一羽、飛んでいきました。
あのときのことは忘れません。
おじいちゃんがいつも見守ってくれている、そう思うと、この苦しみも乗り越えようと思えたのでした。
あれからちょうど二年が経とうとしています。
今は病状も落ち着いて、仕事もできるまで回復しました。
おじいちゃんが天国から助けてに来てくれたこと
とても感謝しています。
by いんこ 30代
お盆企画「大切なあの人へ手紙を届けましょう」 では、皆さんからのお手紙をお待ちしております。
この時期を通じて、故人への感謝の気持ちをぜひ言葉にしてみてくださいね。