最近、永代供養墓について、新聞などのメディアでよく耳にするようになりました。永代供養墓の使用料やその他必要な費用の相場感、準備のタイミングや探し方など、永代供養墓の購入を検討するうえでのポイントを詳しく解説します。
永代供養墓とは?普通のお墓と何が違うの?
お墓といえば、先祖代々のご遺骨が埋葬され、家の長男が供養を引き継ぐ代々墓が一般的です。夏のお盆には家族揃って帰省し、墓碑に向かってお参りする方も多いのではないでしょうか。一方、永代供養墓とは、寺院や霊苑が管理および供養をしてくれる集合墓(合祀墓と呼ばれることもあります)をいいます。購入する際、永代使用の権利を得ることができます。室外にあるものが多くありましたが、最近は都市部を中心に、室内型の納骨堂と呼ばれるものが増えています。室外、室内問わず、一定期間(主に最大33回忌、50回忌まで)は個別に管理し、その後まとめて納骨する方法から初めから合祀をメインとするものもまで様々です。
永代供養墓・心泉は、法句寺が平成9年に建立したものですが、当時は、永代供養という言葉もありませんでした。シングルの増加や少子化、核家族化などの影響から、墓の後継となるお子様がいない方やいても娘さんのみの方、お子様が県外に移ってしまい、墓参りが負担になるのではないか、と心配される方が増えたことにより、永代供養墓の需要はますます伸びそうです。
永代供養墓を選ぶと良い人とは?
お墓の必要性を考えるきっかけになるのは、おそらく家族などにご不幸があった時かもしれません。また、近年は終活を積極的にされている方もおられるので、そういった時に考えることもあるはずです。いずれにしろ、故人の供養やご自身にもしものことがあったときにお墓を建てるべきか、永代供養墓を活用するべきかを考えればよいでしょう。
判断する基準になるのは、主に下記です。
- 継承するお墓を持っているか
- ご自身が亡くなったあと、お墓の後継者はいるか
- 予算はいくらか
お墓を所有していない方は、用意する必要があります。お墓を用意するのに、下記の料金が必要になります。
- 墓地の使用料
- 年間管理費
- お墓の石材費
- お布施
墓地の使用料や年間管理費は、墓地の所有が公営なのか、民営なのか、寺院なのかなどにより異なります。これらについては、お墓と仏壇の購入と管理編 で詳しくまとめているので参考にしてください。
幅広い料金体系の永代供養墓とその他必要な料金とは
お墓の後継者がいない、できれば費用は抑えたい、という方は、永代供養墓を利用することをおすすめします。故人の代わりに寺院など永代供養墓の管理者が供養をする集合墓です。集合墓とはいえ、33回忌までは個別にご遺骨を管理できる形式の物が多く、その期間を過ぎたあと、合祀されます。
料金は、管理者により大きく異なります。一般墓の平均が176.2万円に対し、永代供養墓(樹木葬、納骨堂)は、68.8万円(樹木葬)から87.7万円(納骨堂)となっています(鎌倉新書調べ)。
立地や新しさ、納骨の仕方などで価格には幅があります。また、永代使用料のほか合祀前までの管理費の有無なども事前に問い合わせておくとよいでしょう。購入前に足を運び、料金のほか、好みのデザインか、通える距離にあるか、なども調べておくと安心です。
また、お布施は墓の購入金額とは別に用意する必要があります。寺院墓地にお墓を建てる際や納骨の際に必要になるか否かは寺院によりけりです。檀家になる必要有無もことなります。もともと檀家となっている場合、入檀料は必要ありませんが、新しく檀家となる場合は、寺院の墓地を使用するため、入檀料を求められることがあります。検討する際は、あらかじめ確認されるとよいでしょう。
墓じまいには永代供養墓がおすすめ
墓の後継ぎの方が元気なうちにと始めた終活の一環で、「墓じまい」をするという事もあります。墓じまいとは、現在のお墓を撤去、ご遺骨を別の墓に改装することを指します。改装先には、墓の管理・供養を委託できる永代供養墓を選ぶことが主流となってきました。墓じまいに関する更に詳しい内容は、「墓じまいの手順」をご覧ください。
納骨とは?納骨するのはいつ?
納骨とは、火葬後にご遺骨や骨壺を墓に納めることをいいます。お墓をお持ちでない方が故人の供養のためお墓を建てる際、時期に決まりはないのですが、四十九日までに用意するのが一般的です。永代供養墓への納骨も四十九日が一般的です。何らかの事情で納骨にお墓の用意が間に合わない場合などは、一周忌や三周忌など、節目の時期で親族があつまる際に合わせて行うと良いでしょう。その時に納骨式を一緒に行うことも可能です。納骨の前には、僧侶を招いて、お参りをしてください。魂入れの読経を行うことで、石が初めてお墓になります。その他、ご自身のために用意する方などは、新盆や彼岸などの時期もよいとされています。
納骨式については、ブログ故人の供養に関わる人と料金は?お墓への納骨の方法とお布施編も参考にしてください。
お墓の準備の仕方、探し方
お墓の準備は、石材屋やお手次の寺院に相談するのが一般的でしたが、最近はネット検索から探される方も多くなりました。
お墓を立てるのであれば、石の種類やデザインを相談する必要があります。石の種類も国産、輸入品などで料金が異なります。デザインは、購入者の好みや宗派により異なりますので、石材屋に相談されることをおすすめします。
永代供養墓は、寺院が所有し受付をしているもの、企業が販売の窓口になっているものなど様々です。最近では墓専用のポータルサイトも多くありますので、ネットでも探しやすくなりました。墓の後継ぎが不在とはいえ、ご自身が健在のうちは、お墓お墓参りをしたいとお考えの方は、通いやすい場所から探すと良いでしょう。google mapから「永代供養」と検索するとお近くの永代供養墓が見つけることもできます。
心泉の永代供養は金沢市の好立地でお参り可。安心価格で入檀不要。
永代供養墓・心泉は10万円からご利用いただけます。また、室内でお参りができる室内納骨・心泉御廟もあります。永代供養墓、室内納骨ともに、おひとり用30万円、夫婦用50万円などご要望に応じご用意しております。ご利用の際、寺院との契約は永代供養墓・心泉の利用の為必要ですが、門徒(檀家)になる必要はありません。
また、永代供養墓・心泉は書家としても知られる、北方心泉が明治32年の建立した由緒ある寺院の法句寺が北陸で初めて建立した永代供養墓です。映画「武士の献立」のモデル舟木家の墓じまいにもご利用いただきました。永代供養墓・心泉の場所は金沢の野田山墓地にあります。室内納骨・心泉御廟は兼六園から徒歩圏内にある法句寺と隣接しています。また、同じ敷地内にあるセレモニーホール心泉では家族葬もあり、お葬式からお墓、法事法要まで一貫したサービスをご案内しています。
心泉の永代供養墓
心泉の家族葬
心泉の一日葬と永代供養墓セット