「心泉」では、家族葬や永代供養墓、その他終活のご経験者に、体験談を伺いました。
皆さまの体験談を元に、「心泉」のお葬式や永代供養に対する理解も深めて頂ければ幸いです。
終活体験者のS.W.さん(40代)に家族葬のご経験についてお話を伺いました。
実施されたのは、心泉のお葬式とは異なりますが、皆様が終活を行う上での参考になれば幸いです。
葬儀の施行は、紹介でご縁を頂いた葬儀社さんとのことでした。
・代理で葬儀に出席。席順に不安。
S.W.さんのお父様の従妹がお亡くなりになり、病気療養直後であったお父様に代わり、S.W.さんがお葬式にご出席された時のお話しです。
「亡くなった従妹の父が長男で、私の祖父は二男という事もあり、座る席が喪主の近くで戸惑いました。39歳ですし、女性の私がその席に座って良いのかと不安でした。葬式後、納骨に行き、会場に戻って会食が行われました。」
親族間での葬儀において、立ち位置などが気になる、そんな事もありますよね。家族葬とはいえ、親戚が多い場合、20名ほどになる事もあります。お伺いする前に一言喪主の方に相談されてみると、不安が少し和らぐかもしれません。とはいえ、ばたばたしてしまい事前の相談ができないこともあるかもしれません。相談者さんのケースですが、一般的には、お父様の代理とはいえ、お父様用にお席に座る必要はありません。一般席にお座りになってよろしいかと思います。
・お葬式の演出は、事前の打合せでご相談を。
「祖母が葬式を行った業者の葬式は、故人を思い、なつかしみ、涙を流しながら昔を思い出せるような葬式でしたが、父の従妹の葬式は淡々と進行し、涙を流すような場面もなく、あわただしく終わった印象です。祖母の葬式は親族がするべきことがありませんでしたが、父のいとこの葬式は、親族がしなければいけない事が多く、悲しむというよりは忙しく動いているような感じでした。」
お葬式の流れやお集まりいただく方々の人数等により、当日の動きが異なることは多くあります。一般的に、一般葬の場合は、慌ただしく動いていただくことが多くなりがちです。少しご予算が増えてしまうかもしれませんが、葬儀社との打合せ時に、スタッフの数を増やしてもらい親族の負担を少し減らしていただくなどの相談をできることも。どの様な葬儀にしたいのか、残されたご家族の方々と一緒に少し前もってお話しされておいてもいいかもしれませんね。
最近ですと、「ゆっくりと家族との時間を過ごす時間を長めに持ちたい」というご家族の場合は、家族葬を選択される場合が多い様にも思います。気を遣わず、ゆっくりとした時間を重要視される場合は、選択肢の一つとして頂ければと思います。
・喪主は誰が行うものでしょうか?
ご出席された葬儀で、喪主について少し疑問に思われたことがあったそうです。
「従妹は早くに妻をなくし、3人の娘たちと住んでいました。普通であれば長女が喪主となるべきだと思うのですが、長女に知的障害があり、しっかりしていないという理由で親族が長女の喪主に反対し、次女が喪主を務めましたが本当にそれで良いのか疑問です。知的障害があると言っても普通に話したりはできます。私は長女が喪主を務めるべきだと思うのですがどうでしょうか?」
誰が喪主をやるのか。最近は終活を行う方も多く、ご本人が事前にご指名されていることもあります。誰がやるべき、という定めがあるわけではなく、一般的には配偶者の方、長男・長女の方が行うことが多いですよ、という具合です。事前にお話をされ、皆様が納得された上で施行されると、素敵なお別れの場とできることが増えるようにも思います。
昔は使用することがタブーであった薔薇の花も、故人が好きだったので、と多く使用することも多くなりましたね。同じように、喪主や葬儀の形式も様々になってきました。しきたりを守る事は伝統を守る事のように素敵なことではありますが、一番はご本人とご家族の意向を尊重し、暖かいお別れの場をつくれるようにサポートさせて頂くことが、葬儀社にとっても大切なことであるように感じております。
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